なかしまロジ・トレ教室

「入試国語」も「論理的な」科目です!

●「国語」にまつわる勘違い

「国語はなんとなく選択肢を選んでも◯になる。問題を解いても「読解問題」ができるようになるわけじゃないし・・・」という声をよく耳にします。しかし、それは、とんでもない勘違いです!!

 

問題には、作成者がいますよね。作成者が「なんとなく」解答を作るでしょうか?いえ、そんなことはありませんよね。もちろん、そこが答えになる、客観的な根拠があります。それは、通常「本文中」にあります!

例えば、物語文のある場面で、「無口な主人公の感情」が問われる問題(選択肢アが「怒っている」とします)。この場合、文中の「紙を持つ手が小刻みに震えていた」を見つける → 「怒りで体が震えることがあるので、手が震えるのは、怒っている証拠だ → 選択肢アを選ぶ → ◯ というのが正しい解き方です。

問題には、なんらかの意図があります。この場合、「怒りで体が震える」という知識があるかと「言動と感情の因果関係」を論理的に把握できているかが見たいのです。

算数は、計算の過程が合ってないと◯とは言えませんよね。国語も同じです。「なんとなく」アを選んだ場合、本当は☓です!答えを導く筋道は、どちらも客観的知識に基づき順序立っていることが必要なのです。
ですから、もし、お子さんが「国語」が苦手な場合、「ねぇ、なぜこの選択肢を選んだの?」と聞いてみてください。その説明がきちんとできない可能性が高いです(もしかしたら、算数の計算の過程もあまり重視していないかもしれませんね)。この場合、「すべきことがわかっていない」状態です。この状態で、何問問題を解いても、効果は期待できません。まず、「すべきことを理解する」必要があります。これがないままの学年を重ねるケースが多いです。

 

●「学校の国語」の落とし穴,「入試国語」との違い

最大の違い。それは、「学校の国語」は「入試国語」と違い「暗記で答えが出てしまう」点です。

「学校の国語」は授業で本文について説明がされます。例えば、「無口な主人公は、怒っていた」と。すると、テストのときは、授業のことを覚えていいれば、本文を読まなくても、知識として「怒っている」選択肢をすぐに選ぶことができます。

しかし、「入試国語」は初めて読む文章、初めて解く問題です。きちんと選択肢と本文を比較・検討しなければなりません。

誤解を恐れず申し上げれば、上記の点で、「学校の国語」では、読解力・論理的な思考力を育てるのは、難しいと言わざるを得ません(私がそうでしたから)。

ところで、「入試国語」で、選択肢と本文を比較・検討する際、最も重要なものが「語彙力」です。先ほどの例で言えば、「怒りで体が震える」ことを知らないと、正解を導くのが難しくなります。言葉の意味を把握することは、正確な読み取りの基礎です。この点は、回を改めてお話いたします。

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