5月27日に、オバマさんが、ヒロシマを訪問されました。
私は、その様子をテレビでじっと見ていました。
オバマさんが、スピーチのあとで、
被爆者の坪井さんと握手をし、言葉を交わし（笑顔だ！）、
涙ぐむ森さんをハグするシーンを見て、
ちょっと胸に来るものがありました。
現職のアメリカ大統領がヒロシマに来て、被爆者と言葉を交わす。
「ベルリンの壁の崩壊」と同じくらいの感慨がありました。
生きている間に、こんな光景が見られるとは…。
私は、高校まで、広島の呉に住んでいました。
当時、アメリカは、地下核実験をしばしば行い、
「広島市長が抗議の電報を送った」とのニュースが流れていたんです。
そのたび、「握りつぶされているんだろうなぁ」と思っていました。
時は流れて、オバマさんが大統領に就任。
一連の報道から、「広島訪問が実現するかも！」と
期待を抱いていました。
今回の訪問に至るまで、
どれほど、オバマさんが苦労されたのか、
俗人の私には、想像もつきません。
しかし、オバマさんの強い意志なくして、
ヒロシマ訪問という結果は生じなかったと思います。
「意志あるところに、道は開ける」
Where there’s a will, there’s a way.
リンカーンの言葉（引用しただけとの説もあるようですが）ですが、
しっかり噛みしめたいと思います。